【台風・水害後注意】絶対に買ってはいけない水没車と、元中古屋が教える水没車の見極め方

水没車に起きるトラブルと見極め方のサムネ ニュース・その他
水没車に起きるトラブルと見極め方のサムネ

台風19号が大きな被害をもたらしました。

各地で河川が氾濫したようで、車が水没する姿も報じられました。

こんな時、車屋が注意するのが「水没車」です。

しかも完全に壊れておらず、半分だけ水に浸かった車。

「水没 車」で検索すると色々出てきます

正直、フロアまで水が来たらその時点でアウトです。

どんなにキレイになっていても、しっかり走っても。。。

そんな水没車の問題点や、中古を買う際の見極め方を説明します。

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水没車は時限爆弾のようなもの

少々キツイ言い方をしますのでご了承ください。

水没車はゴミです。

理由は簡単で、浸かっているうちに大きな問題が発生し、

やがては動かなくなったり、ボディに穴が空いたりします。

走らなくなる以外にも、何かと故障が増えたり、

時には安全性が著しく定価をするケースもあります。

水没してすぐ乾かせばいいとか言いますが、嘘です。

多くは「とりあえず大丈夫」という話で、中長期で付合いえば絶対にゴミです。

なぜここまで言うかと言えば、車屋は「大丈夫」と言って売るから。

車屋はせいぜい数日から1ヶ月しか車を見ませんが、

ユーザーは1年や2年、時に5年や10年車と付合います。

長く乗れるのを前提に買うのに、乗れないのは問題外ですよね?

自動車系のメディアも大概は「聞いた知識」程度だったり、

広告主となる自動車屋からの情報で気をまとめるので

「濡れた瞬間動かさない。」「乾いてから動かせばOK」といいます。

しかし、実際には中長期で様々なトラブルが発生します。

水没車で何が起きるのか?

では、水没車で何が起きるか?という話です。

実は過去に取り扱ったこと(買取)があり、その実体験を元にいきます。

1.明らかに湿気が多い

意外と多いのがこの湿気。

オークション会場に行くと極稀に、窓が曇っているクルマがいます。

また、普通に乗っていてもなんか湿気の多さを感じます。

2.かすかに臭い(ホコリではなくカビ臭)

湿気と並んでわかるのが匂いです。

クルマはシートやフロアマット、更には内装があり水分を吸います。

それ以外にも外の音を中に入れない「遮音材」というものがあり、

これがクッション素材だったりするので水分を吸います。

よく水没車はシートやフロアマットだけキレイにした上で、

よーく乾かして「大丈夫」と見せかけますが、実際にはこの

内装や遮音材が水分を吸っており、中ではカビが増殖しています。

結果「なんかカビ臭い」となるわけです。

また、浸かり方によってはエアコンのダクト内や、

エアコンフィルターにカビが生え「エアコン使うと臭い」になります。

敏感な方ですと鼻炎や咳といった症状も見られます。

3.電装系のトラブルが出る

このあたりから地雷(時間差で発生)する話です。

自動車には様々なセンサーや電源が使われており、

カプラーなどは「防水加工」されていますが、中長期で見ると

どうしても浸水した影響で腐食が出ます。

小さい腐食なら影響がないものでも、腐食が大きくなると

流れる電気の抵抗になり「電装系トラブル」へと繋がります。

簡単に交換が効くパーツならまだしも、車両ハーネスや

一部のセンサー類などは非常に高額な上に交換費用もかかります。

また、厄介なのがすぐに影響が出てこないので、

長く乗っていたり、それこそ分解レベルの点検で判明します。

4.稼働パーツから音が出る

これも意外と多い上、電装系よりも早くでる傾向にありますが、

電装系同様「あとから症状が出る」ものの一つです。

サスペンションアームやドライブシャフト、ドアのヒンジなど

クルマには「可動パーツ」が多数設置されています。

金属同士が擦れたり動くのをスムーズにするため

グリスと呼ばれる潤滑剤が塗られているんですが、

それが水分により流れ出たり、泥水によりゴミが混入した結果、

繰り返して動くうちにグリスが取れたりして「異音」を発生します。

また、このあと出てくる「ボディのサビ」により

キーキーとした音が出るケースもあります。

5.ボディやパーツが錆びる

これは非常に長い目で見たい際に発生するトラブルです。

実は海に近いエリアや雪国も同様なんですが…

車のフレーム

自動車のフレームは中が空洞の金属が一般的です。

また、上記の写真にもありますが「穴」が空いております。

これはパーツを取り付けるための穴もあれば、

メンテナンス用にあえて開けてあるものもあり、

結果、ここから水が侵入し中から腐食が始まります。

通常、ボディはしっかり塗装されているのですが、

この穴の中は表面ほどしっかりした塗装がされておらず、

なおかつ水が入ると抜けない場合もあり「腐食」となります。

ボディが錆びて来ると車自体の強度が下がりますし、

買取査定の際には事故車かそれ以下の扱いを受けます。

6.エンジンの故障

意外と知られてないのが、エンジン内に水が入ること。

しかも大量ではなく少量の水を吸い込んだ場合です。

大きなゴミはフィルターでカットされるのですが、

気化した水分はしっかりとエンジンに送り込まれ、

エンジンの燃焼作業の邪魔をしてくれます。

液体として水が入ると分かりやすいほど異音がし壊れますが、

僅かな量だとノッキングと呼ばれる音を出す程度です。

ですから「まあ、半分水に浸かったし…」なんて思って

放置されていると、エンジン内でダメージが蓄積された後、

何年後、何万km走った後にエンジン内部が故障します。

ざっと羅列しましたが、要するに「すぐ壊れない」のがポイント、

ものによっては何年もしてから出てくるので、

中古車で買って1年後、2年後に壊れて修理に出してみると

「この車、水没しました?」って感じで発覚するわけです。

では、この手の車を避ける方法を御紹介します。

あくまで100%ではないのですが、明らかにハズレの車は避けられます。

水没車の見極め方、3つ

1.フロアマットの下やシート裏面のカビ

一番手っ取り早いチェックはフロアマットやシート裏面のカビです。

キレイに拭いて、乾燥させてもシート裏は結構残ります。

また、室内ではなくトランクルームなどもカーペットを剥がすと、

そこが湿っていたり、つゆぶいているなら要注意です。

2.エンジンルーム内に付いた線

エンジンルーム内やフェンダー内に、水平な線があるケースです。

以前、一台だけ見たことがあるんですが、エンジンルームに謎の線が…

ハンドルを切ってフェンダー内を除くと同じように水平な線。

よく、干潮の時に海に行くと「満潮だとここまで水が来る」みたいな

線が岩や壁に付いていたりしますよね?

あんな線が車のエンジンルームなどに付いているんです。

エンジンルームの洗浄をしてないと残っているので、

個人売買などで気をつけていると、見つかるかも!?

3.年式や他の場所に対し、綺麗なパーツ

これはなかなか見分けにくいのですが…

例えばエンジンルームだけクリーニングすると、

ドアを開けた部分やトランクの開口部だけ汚くなります。

通常なら「全体的に汚くなる」のが一般的なのに、

エンジンルームだけ異常にきれいな場合は注意してみましょう。

また、電源ケーブルや一部のパーツがピカピカになっているとかは、

その車両の故障歴なども確認したほうが良いかもしれません。

危ういクルマは買わない、が一番

では、最後にその手のクルマを見つけたら?

値引きして、安く買えるならいいや!って方もいるでしょう。

1年だけ乗るから、ボディが錆びようが知らないって人もいるでしょう。

ただ、長い目で見たらトラブルになるので「買わない」が一番。

危ういクルマの多くは「相場より安い」金額で出ています。

また、個人売買だと「中古査定に出したほうが高い金額」で売られています。

査定してもらうと「水没」がバレてやすかったのでしょう。

もちろん「掘り出し物」だってあるんですが、その確率は低く、

大抵は「プロが素人をカモにしている」のが多いです。

ですから「危ういな」と思ったら買わないことが一番です

クルマが水没したら??

ここまで「水没したクルマは買うな!」と話してきましたが、

では、自分のクルマが水没したらどうすべきでしょうか?

あくまで「水に浸かったけど動く」状態の話です。

1.保険会社に確認の上、点検・整備

まず大事なのは保険会社に災害時に保険金が降りるかの確認です。

流石に「車両保険なしで相談」って方は居ないでしょうけど、

保険会社により条件や特約がありますので、必ず確認してください。

その上でディーラーなどで点検・整備をしてもらいます。

ただ、交換可能なパーツと出来ないパーツもあります。

例えば先のフレーム内の水は抜けなかったりしますからね。

そこまで「整備しろ」というのはディーラーや整備工場はもちろん、

保険会社も費用を負担してくれない可能性があります。

2.売却を検討

動かないクルマや壊れたクルマ、水没したクルマも売れる場合があります。

例えば自動車税や自賠責保険は車検を切ると一部戻ってきますし、

下記のようなサービスを利用すると廃車の買取や無料引き取りもあります。

注意したいのが「ナイショで普通の買取に出す」です。

もちろん気づかれづに買われていくこともあるでしょう…が、

あとから判明した際、相手によっては様々な対応が考えられます。

万が一「(水没含む)トラブルはありません」と伝えており、

実際には水没していた際、問題を隠して利益をえるので「詐欺」とも言えます。

個人売買ですとトラブルが大きくなりやすいですし、

様々な人がいる上に車検証などで個人情報も漏れているので

正直、ある日突然裁判所や弁護士から書類が届く可能性も…

ですから、保険や廃車の買取を使うのが賢明です。

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